天才児を育む情操教育
~幼児と美術館を楽しむ方法~

幼児と一緒に美術館を楽しむ方法

あなたが小さな幼児とお花畑に行ったとしましょう。きっと、お花一本一本を楽しむのではなく、お花畑全体を眺めて「綺麗ね。素敵ね。」と幼児に語りかけながら、ゆったりと散歩することでしょう。そして、幼児が興味を示したお花があれば、立ち止まって近くに寄ってみたり、匂いをかいでみたりしたのち、またゆっくりと歩き出すでしょう。

幼児との美術館の楽しみ方は、お花畑の楽しみ方と似ています。はじめのうちは一枚一枚の絵画、一つ一つの作品を楽しむのではなく、美術館の静かな空気であったり、作品の醸し出す圧倒的な迫力や暖かな雰囲気など、全体を楽しみながら、ゆったりと散歩する気分で行きましょう。そして、幼児の視線に気を配り、幼児が惹かれた作品があれば、少し近寄って眺めて見ましょう。そして、幼児の興味が逸れたと感じたらすぐに、またゆっくりと歩きだしましょう。

これは、通常、大人が楽しむ美術館の楽しみ方とは異なります。でも、これが初めて美術館に行く赤ちゃんや幼児にとって、最も気持ちが落ち着く楽しみ方です。幼児にとって、こんなにエネルギーに満ちていて、静かな空間はあまり経験がありません。このような楽しみ方は、幼児にとって充分に刺激的で、楽しい時間なのです。こうして感性がたっぷりと刺激されると、その天才性はますます自由に広がっていきます。そして、慣れてくれば幼児にとって美術館が楽しい空間となり、少しずつ、興味を惹く時間も長くなっていきます。

もしお母さんが「入場料を払ったのにそんなのもったいない」と思うのであれば、お母さんに準備が整っていないということなので、幼児と一緒に行くべきではありません。お母さんの心の焦りは必ず幼児には伝わります。お母さんが「これくらいの金額なら、もし入ってすぐにぐすっても、笑って出てこれるわ」と思えるなら、早速、準備しましょう。

幼児と美術館に行く準備

さて。幼児と行く美術館が決まったら、早速、準備をしましょう。準備期間は1ヵ月ほどがよいでしょう。

まず、幼児と行く美術館に展示されている作品を調べましょう。そして、その作品について、幼児に教えてあげましょう。そのときフラッシュカードを使うことはとても有効な方法です。

(フラッシュカードによる知識の増やし方については下記ページ「天才児の知識欲を刺激する」をご覧ください。)

幼児が作品を知っていると、本物の作品を観たとき、自分の知識と照らし合わせて理解することができるので、幼児もその大きさ、迫力、美しさを味わうことができます。幼児は全く知らない作品を観ても、最初のうちはあまり楽しめませんので、丁寧に準備をしてから出掛けましょう。幼児が充分に美術館を楽しめるようになれば、幼児に合った楽しみ方をご自分で開拓してみましょう。

幼児の知識の増やし方

「知っている!」が次の知識につながります。こちらでは幼児の知識がどんどん増えていく方法をご紹介いたします。