主婦の方であっても、そうでなくても、一般に、最初に企業に自分をアピールする方法は、履歴書と職務経歴書です。しかも企業の人はみんなとても忙しいので、分かりやすくスッキリと書かれた履歴書、職務経歴書を作ることが大切です。
履歴書については、当然ですが、今、主婦であることは、全く隠す必要はありません。正社員として働く「覚悟」が感じられない内容のものは論外ですが、希望する働き方についても、理由とともに、具体的に書くようにしましょう。
履歴書は、「〇〇大学卒業」「〇〇の資格保有」など、いわゆる認知能力を書くものですが、職務経歴書は、仕事を通じて獲得した、交渉力、リーダーシップ、コミュニケーション力などのいわゆる非認知能力を書くものです。そして、仕事をできるかどうかは非認知能力にかかっています。企業が「本当に、主婦に正社員の仕事ができるの?」と不安を感じているのであれば、この職務経歴書の書き方が重要なポイントになります。
非認知能力を相手が認知できるように、その能力を使ってどういうアウトプットを出してきたのかを「〇人のチームをけん引」「〇件の企画提案」「〇社からの受注達成」など、数字を使って表現するようにしましょう。
書類審査を通過すると、いよいよ企業の人との面接です。面接の結果は、面接前の準備が9割です。準備をしていないと、その場の思い付きで答えてしまい、自信なさげ、語尾もあやふや、発言も辻褄が合わない、ということになります。
想定される質問に対して自分の考えをしっかりとまとめ、何を聞かれてもスッキリ答えられるようにしておきましょう。